いまさら観たシリーズ・カイジ・運命逆転ゲーム

なんとなくシリーズ化、
公開終了間際にレイトショーで映画を観ようのコーナー！
あ、観ようって常用外なのね、IMEって便利。

今回は、カイジ・運命逆転ゲーム。
以前、なんとか少年で散々な目にあった日テレ映画。
さらに、最近お気に入りのシネマハスラーでの評論も聞き、
深夜アニメの再放送で原作も視聴して望んだカイジ。

【観る前の予想】
・カイジ=藤原竜也はミスキャストじゃね？
・前回の20世紀なんとかで受けた悪印象
・心理描写ばっかりの原作をどう描くか。
予告・例の評論よりただの顔相撲で笑えそう。
※顔相撲は宇多丸さん命名を拝借しました。

こんな感じでした。
さて、観た後にはどう変化したか？

まあ細かいこと抜きで一言で言ってしまうと。

ダメ映画を予想してたけど、反して楽しめた。

ただ、原作ファンへのサービス映画、という印象も受けた。
というのも、今回の映画化で扱うゲームが
・限定じゃんけん
・鉄骨渡り
・Eカード
この3つを2時間程度の尺で扱う関係上、
どれもあっさり味。
クライマックスもあっさり味。

あ、サービスというよりも
カイジ入門編、がふさわしいかな。
今度マンガ喫茶行こうっと。

さて。まだグダグダ書くよー
観る前の予想はどう変わったか？編

・カイジ=藤原竜也はミスキャストじゃね？
主人公・カイジはとってもダメな男を描いていたけど、
藤原竜也でしょ？男前過ぎるし、大丈夫か？
と思っていたけど、
見事、ダメ人間っぷりを演じきってました。
すごい、こんな役も出来るのか！と感動。
ただし、前も書いたような気がするけど、
舞台向けの力強い演技が、浮いてたなぁ・・・
周りから上空300mくらい浮いてたなぁｗ

なんでしょうこの人は。
すんごく演技がうまく、素晴らしいのだが、
どうしても力がものすごく入っている印象。
周りの血圧が上120くらいだとすると、
この人は280くらいで演技してるように見える。
いっそ撮影前に献血してみてはどうか。

だがすごい演技力を持ってるとわかった。
これから見る目が変わりそうです。
ぜひ献血してくださいｗ

・前回の20世紀なんとかで受けた悪印象
これはちょっとだけぬぐえたかと。
だって結構おもしろかったんだもん。正当な意味で。
なんとかなんとかは違う意味では面白かったけどｗ
ただまあ、全体的にあっさり味だったからなぁ。
無理に3部作とかにしない方が
力量にあった作品が出来るんじゃないですか日テレさん。

・心理描写ばっかりの原作をどう描くか。
前述のとおりあっさり味で仕上げてございますので
心理戦もとってもあっさり。
一瞬のひらめきで強引に乗り切った！って感じ。
顔相撲は予想よりも軽めだった。
利根川さん弱くなりすぎだったけどｗ

原作のあのアクの強さを、まろやかに。
ドロドロと濃厚な心理戦を、さっぱりに。

夏の冷製スープのような作品でした。
やっぱりカイジ初心者向けかな。
原作知ってるとすぐに伏線がわかっちゃう。
あ、コレをアレに使うのか、みたいな。
これを機に漫画版を読んでみようと思いました。

あ、蛇足ながら。
金は命よりも重いんだ！勝たなきゃゴミだ！
と印象的な台詞たち。
絶賛プー太郎には耳に激痛が走るのだが、
カイジはチャンスを生かして勝利する。
ゴミだって勝つことが出来るんだ！
と盛り上がらせてあのエンディング。

所詮ゴミはゴミ、
そういうことですね？日テレさんｗ

タグ：カイジ 映画